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これまでマツモトワックスに寄せられたご質問、スキー場でご質問いただき回答させて頂いた内容をまとめて記載しています。
ここに記載されていないご質問につきましては、近日中にメールにて受付できるようにいたします。今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。(2011.3.7)
ワクシング前の準備に関してのご質問
ワクシング作業に入る前に、何をしたら良いか?
ワクシング作業の前に準備しておこう
1バインディングを外す。もしくはビスを緩めておく。(Snowboardの場合)
⇒ソールを凹ます原因になります。
2滑走面の傷をチェックする。
⇒稀に傷の中に小石が詰まっており、アイロンの鉄板を傷付けることがある為。
3エッジのバリをチェックする。
⇒エッジに出ているバリも、アイロンの鉄板を傷付ける原因となる為。
4アイロンの鉄板に目立つ傷が付いていないかをチェックする。
⇒滑走面を傷付ける原因となる為。
ソールだけでなく、ボード、スキー全体をクリーニングします。
滑走面の汚れを落とすのに、リムーバーって使って良いものか? / クリーニングワックスとリムーバーの使い分けは?
一部のユーザー間において、リムーバー自体が滑走面に悪影響をもたらすと言う認識を持っている方がおりますが、決してそんなことはありません。
滑走面に付着した油汚れや、表面に残った古いワックスを落とすのに楽な製品です。
市販のリムーバーは、溶解力を調整して商品化している為、滑走面に浸透しているワックスを一緒に落とすようなことはありません。
リムーバーは、滑走面に付着した汚れを溶かしながら落として、表面を綺麗にします。
一方クリーニングワックスは、滑走面に付着した汚れをホットワクシング中に浮かせながら、ペーパーに吸い付け、更にスクレーピング作業でワックスと一緒に落として綺麗にします。また、滑走面にも多少ワックスを浸透させることで、作業後に放置しても酸化防止に繋がります。
(滑走面の汚れを落としながら、同時に潤いを与えるイメージです。)
もう1つ、クリーニングワックスを使う利点としては、融点が低い為、滑走面に負担が少ない状態でホットワクシングを行なえ、その後ANT BBなどの硬いベースワックスを塗る時にも、滑走面に予熱が残っていることで楽に伸ばし易くなります。
汚れの酷い時には:リムーバー ⇒ クリーニングワックスの順番で作業を行なうと良いでしょう。
ホットワクシング作業中のご質問
ワクシング作業に適した場所は? / アイロンは上から強く押し付けて良いの? / アイロンの動かし方は? / アイロンがけを止めるタイミングは? / 何分くらい冷やしたら剥して良いのか? / アイロンがけ直後に低温下で冷やしたり、雪に埋めて冷やしても良いのか?
⇒なるべく換気の良い室内で、暖房の効いた暖かい(約20℃以上)環境が望ましいと言えます。
冬場の低温下で、冷え切った板にホットワクシングを行なうと、アイロンの熱が奪われてしまいワックスを溶かしながら上手く伸ばすことが出来ません。
特に、硬いワックス(ANT BBやBLUE、GREENなど)を冷え切った板にいきなりホットワクシングを行なうと、顕著に塗り難さを感じます。(伸び難い為、一箇所にアイロンを当て過ぎて焼き付きの原因にもなりかねません)
注)ハイフッ素系のワックスをホットワクシングする際には、十分に換気を良くしてから行います。
ワックスの使用量が少な過ぎると、滑走面の焼き付きの原因にもなります。
⇒スクレーピングするとゴミになるだけで、もったいない。剥すのも面倒だから・・・。このような理由で、ワックスを最小限にしか使用しない方がおります。特に慣れていない方の場合、ワックスの使用量が少な過ぎると、滑走面の焼き付きの原因にもなります。
まず最初に、滑走面全体に厚めの生塗りをしておくと良いです。
アイロンを動かす際には、上から押し付けるようにはしないで下さい。
軽く手を添える程度で。
ワックスを滑走面の全体に、均一に浸透させること。一箇所に当て過ぎて、焼き付きを防止すること。
ワックスを滑走面の全体に、均一に浸透させること。一箇所に当て過ぎて、焼き付きを防止すること。これが注意点です。
その為、アイロンは一方通行で動かすことを基本とするようにします。
一方通行でアイロンを4~5回程度、続けて同じ場所を塗ります。
一方通行でアイロンを4~5回程度、続けて同じ場所を塗ります。この方法で、滑走面全体にアイロンがけを行います。ワックスがムラなく伸びていること、ノーズ・テイル付近の薄い部分のデッキ面を触り、適度な温もりを感じる程度が止めるタイミングです。
一般的なワックスは常温で20分~30分程度冷やせば、スクレーピングを行なって大丈夫です。
尚、一部例外もあります。クリーニングワックスは用途が違う為、汚れの酷い時程、アイロンがけを止めてから直ぐに剥すことで、汚れが取り易くなります。
またANT BBは硬化速度が速い為5分~10分位で(板に多少温もりが残っていても)剥して大丈夫です。
板が捻じ曲がったり、反ったりする原因にもなります。
これを行なうと、板が捻じ曲がったり、反ったりする原因にもなります。
必ず常温でゆっくり冷やしてください。
スクレーピング作業は効率よく行うことで楽に作業を進めることができます
スクレーパーの上手な使い方は? / スクレーパーの目立てとは? / ワックスはどの位まで剥せば良いのか? / 何故、折角塗ったワックスを滑走面に残してはいけないの? /
スクレーパーは一辺の角を使って削ります。角さえキチンと立っていれば、無理に力を入れなくても綺麗に剥すことが出来ます。
上から押し付けるように使うのではなく、なるべく滑走面に対して平行に力を入れるイメージで。
また滑走面を傷付ける恐れがある為、スクレーパーをしならせずに使います。
アクリル製のスクレーパーは、スクレーピング作業中に滑走面を擦っているうちに角が丸まってきます。
アクリル製のスクレーパーは、スクレーピング作業中に滑走面を擦っているうちに角が丸まってきます。この状態で剥そうとしても、キレが悪くなり無駄な力を入れる原因にもなります。
スクレーパーシャープナーを使うか、平らな場所に置いたサンドペーパーに垂直に擦りつけて、目立てを行なうことで角が蘇えります。1本の板のスクレーピング作業が終わったら、すぐに目立てを行なうと毎回キレの良い状態を維持出来ます。
スクレーピング作業では、無理なく剥がせるだけワックスを落とすようにしましょう。
尚、スクレーパーで綺麗に落とせない部分は、ブラシの種類を使い分けて落とすようにすましょう。
汚れを付着する原因にもなる為滑りを損なう原因となります。
滑走面に残したワックスは、滑走中に雪面との摩擦抵抗を増やしたり、汚れを付着する原因にもなる為滑りを損なう原因となります。
ワクシングの仕上げ、ブラッシング作業についてのご質問
何故ブラッシングまでやらないといけないのか? / パキンブラシ・ナイロンブラシ・馬毛ブラシの3種類の違いは? /
スクレーピングだけでは、滑走面のワックスを全て剥がすことは出来ません。
凹んだ場所や、ストラクチャーに詰まっているワックスは、ブラッシングを行なうことで綺麗に落とすことが出来ます。
折角、滑りを良くする為にワクシング作業をしたのですから、朝一の1本目から気持ち良い滑り出しが出来るように最後まで仕上げておきましょう。
パキンブラシ(植物繊維)は、毛足が強く硬いワックス(ANT BBやGREENなど)を良く落とせる粗仕上げ用です。
ナイロンブラシは、パキンブラシより若干柔らかく、繊維が細いことでオールランドに使える粗仕上げ用。
ただし滑走面を擦ることで、静電気を帯びる性質があります。
馬毛ブラシは、毛足が細くストラクチャーに詰まったワックスまで、綺麗に落とすことが出来る仕上げ用です。また滑走面に生じる静電気を防止する効果もあります。
お客様の予算にもよりますが、なるべく仕上げ用の馬毛ブラシを含め、2種類のブラシをかけることをお奨めします。